正しい目標設定の方法。子供たちが生涯目標を達成することができるようにするために。
あなたの目標設定の傾向は?
あなたは知性は努力すれば変えられると思いますか?
なんとなく見覚えがある気がするという方もいるのではないでしょうか?
そう!マインドセットについてお話しした時と同じことです!
これからの話も分かりやすくなると思うので過去の記事もご参考にしてみてください。
まずは、自分が決定論者(硬直マインドセット)なのか成長論者(成長マインドセット)なのかを知る必要があります。
この著書(やってのける)では、
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人間の知能の程度には個人差があり、大きくは変えられない。
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いくら努力しても、知能はていして高められない。
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頭の良さは、生まれつき決まっている。
これらの質問に「全くそうは思わない」場合は1を、「その通りだと思う」を6、それ以外では思う程度の中間の数字を選んでください。
それらを合計し、10点以上では「決定論者」、10点未満では「成長論者」となります。
みなさんはどちらでしたか?よかったらコメント欄でお知らせください。
決定論者、成長論者の違いについては過去の記事を参考にしていただきたいのですが、簡単にまとめると、決定論者は知能は変えられないと考えているため、自分の得意なものばかり勉強するなどの傾向がみられますが、成長論者は努力によって知能は伸ばせると考えています。そのため、一般に成績が低下する小学校から中学校に移行する際に成長論者は成績が低下せず向上したことが報告されています。
つまり、マインドセットによって知能は伸ばせるにもかかわらず、決定論者は後天的には変わらないと決めつけてしまっているんですね…
決定論者だった…という方もご安心を。最後にリンクを出しておきますが、マインドセットの本に決定論者のマインドセットを変える方法がありますのでぜひご参考に。
無知の力・引き金
目標達成に影響を与えるものはマインドセットだけではありません。
もう一つは「環境」です。
私たちは繰り返し行うことは無意識で行うことが可能です。
例えば、歯磨きやお箸を使うこと、おそらくこの記事を見るために使ているパソコンやスマートフォンも無意識に使えることでしょう。(無意識に使っているのでわかりにくいでしょうが)
また、私たちは気が付かずに身の回りのものや言葉の影響を受けています。
実際に、「勝利」「努力」「習得」「達成」などの単語を見た群は、あるパズル行ってもらい、やめるよう指示されても、それらの単語を見なかった群よりも、そのままパズルを続けた割合が約2.5倍になっていました。
このことから、私たちは同じように目標を目指している他者の存在も引き金となるようで、心理学では「目標伝染」と呼ぶそうです。
つまり、「目標達成を目指す他者の姿を目にすることで、自らも同じ目標を求めるようになる」と述べています。
このことから、まずは自分が目標達成に向かうようになる引き金は何かを知ることが重要であると示唆されますね。
そして、その引き金を見つけたら、できるだけ自分の身の回りに配置することで、無意識に自分の好ましい行動をとれるよう仕向けることが大切です。
やはり、子供たちに正しい目標設定を行わせ、年間を通してそれを達成するよう向かわせる集団を形作れれば、よりよいクラスになることが示唆されますね。
また、学齢期に正しい目標設定の仕方を学び、実践することができれば、生涯にわたり良い影響があることが示唆されると思います。そのようなことを教えるのも私は教育だと思っています。
次回ではより自分について知ってく。自分はどんな人間なのかについて考えていきましょう。では…
参考文献