Evidenceの学校

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優れた教師・親とは?

今回は優れた教師・親の特徴についてです。
前回から引き続きMINDSET「やればできるの研究」を参考としてます。
より具体的な例などもありますのでぜひ

マインドセット「やればできる! 」の研究

マインドセット「やればできる! 」の研究

 

 では、実際に優れた教師・親とはどのような特徴があるのでしょうか。
1つ目は、知力や才能は伸ばせるものと信じており、学ぶプロセスを大切にすることです。世界的なヴァイオリニストであるイツァーク・パルーマン五島みどりさんなどを育てたジュリアード音楽院のドロシー・ディレイも、「教育とは目の前で何かが成長していくのも見守ることだった。その成長をうながしてやれるかどうか。教師としての腕が問われるのはそこだ。」と述べています。

2つ目は、できる生徒に対してだけでなく、すべての生徒に対して高い基準を設けることです。これは、「この子供たちはみんな東京大学?いやハーバード大学やオックスフォード大学に行くんだ!」というようなことではありません。実際、このような考えを押し付けてしまうと、その大学に行けなかったことが失敗のレッテルになってしまい学びつつけようとする意欲を失ってしまいます。
そうではなく、ここでは、子供たちは進歩するものだということを信じて、難しい言葉や概念を取り入れて授業を行っていくなどということです。そして、子供たち1人ひとりにたいする細やかな愛情をもって接することが大切です。
つまり、生徒の最初の成績を見て、この子は賢い、この子は鈍いなどと決めつけてしまわないことです。

しかし、それでは課題を与えて愛情を注げはそれでいいのか?と思います。
それでは不十分です。ここで優れた教師はどうすればその高い目標に達成できるか子供たちに教えます。子供たちが自らスモールステップを考えこなしていく力を育ててあげるということですね。私はよくスモールステップをほぼ提示してこなさせているという感じでしたが…
そのためには、あなたは素晴らしいというよな気休めではなく、真実を伝えてその隔たりを縮める方法を教えてあげることが大切です。

そして最後の最も重要な特徴は…学ぶことが好きで学び続けることです。
現代は、想像もできないほど早く変化している時代です。私も小さい頃はまさか四角い端末を使えば電話もメールも動画も気になったことを調べることも全てができると思ってもみませんでした。そのため、次々に新しいことが発信されていきます。そのすべてを知ることは実質的に不可能です。このことから、やはり教師だけでなく私たちも常に学び続けることが求められていると思います。そのため、教えることを通じて、教員は日々学び続けることができる職務だと思います。
自分の知っていることが子供たちの知的好奇心を刺激し、自発的に学ぶ環境が生まれることが望ましいと思います。(圧倒的私見で申し訳ありません…現場がとても大変なのは重々承知です…)

今回紹介した特徴が参考になればと思います…
次回はマインドセットの替え方について述べられればと思います。
では…